
ボブ・アイチェンバーグ(Bob Eichenberg )は、1946年にウエストポイント陸軍士官学校で軍事学の学位を取得し、卒業以来米空軍において23年間国務に服しました。ジェットファイターとして飛行時間3,000時間達成後、キャプテン・アイチェンバーグは空軍を退き、空軍予備軍の民間人講師として航空宇宙産業および政治のキャリアへと進みました。
ラドーナ・エリソン・アイチェンバーグ(LaDorna Ellison Eichenberg)は、国内屈指の芸術大学であるChouinardsを卒業しましたが、後年教育者やクラフトを作る人々にここまで大きな影響を与える成功企業の共同創立者になろうとは夢にも思いませんでした。当時の希望は、イラストレーターになり、子供達に美術を教えることでした。1976年のこと、小学校の美術の教師をしていたラドーナは、同僚の教師が紙とはさみを使って200枚のクローバーの葉を切り抜いた後で、手から出血しているのを見ました。文字や形を切り抜いて教室を飾るための何かもっと良い方法がなくてはならないと思ったラドーナは、ボブと共に最初の手動式ダイカット機、エリソン・レターマシンを開発し、特許を取得しました。
レターマシンは発売直後に教育者の間で人気を博し、ボブとラドーナは専任で機械と型の微調整に取り組み、マーケティング活動を拡大しました。ラドーナは社長として、従業員を気遣い尊重する職場環境を整え、従業員全員に、成功のためのツールを与えることに専念しました。今日の従業員数150人以上、そして離職率年2%未満は、彼女の努力の証でしょう。また、エリソンでは女性が主要な経営幹部の職位を担当しています。
ラドーナが事業と創造的な面を運営する一方、ボブは生産を主に担当しました。品質へのこだわりを持つボブは、米国内の製造業者と共に、機械と型の開発および組み立てを進めました。その後ボブは、型作成工程と機械の組み立てを自社内に移行させました。この詳細にわたる配慮が実を結び、エリソンは高品質の製品と顧客サービスの対応の速さで名声を得ました。さらに、ボブとラドーナは、グローバルな市場を構築することの重要性を認識し、諸外国に開拓した新規市場が海外事業の発展に結びつきました。
1994年にラドーナの娘リサ・コーコラン(Lisa Corcoran)がエリソンの社長に就任しました。ボブとラドーナは、取締役会の共同会長として引き続き事業に参画し、新デザインや製品の承認を行っています。エリソンの事業以外では、非営利団体、学校、および医療関係の調査に貢献する、アイチェンバーグ・ラーソン・チャリタブル・ファンデーション(Eichenberg-Larson Charitable Foundation)の統括に熱心に携わっています。